やっぱり可愛い犬
それからというもの実家ではペットを飼っていませんでしたが、
つい先日保健所から母がある一頭の野良犬を見つけてきたそうです。

何故保健所に行く用事があったのかと聞くと、仕事の配達で偶然
保健所の隣に向かう事になり、その時一頭の子犬が目に入ったんだとか。

もうペットを飼うのはこりごりだと言っていた母が何故突然そうなったのかは
分かりませんが、何でもその子には「運命」を感じたそうです。

そんなバカな話があるかと思いますが、実際にペットを飼う人の
大半は自分とその子の間に強い「絆」を感じるそうですよ。

私も一度そういった運命を感じる事があったので母の言っている事は
なんとなく理解できました。しかし、ペットを飼うのは本当に大変な事。

その子は柴が入った雑種だったのですが、まだ小さいのに力だけは立派で
常に何かを噛んでいないと気がすまないようで私どもが手を出すとすぐに
手や足、とにかく動くものすべてに牙をむき出し噛むようになってしまいました。

家に来た当初はまだ怯えていたのかとても大人しかったのですが、
次の日から昨日の落ち着きはなんだったのかというくらい激しく暴れ周り
自分の足に噛み付いたりもして大変でした。

きっと今まで人間に冷たくされて愛されていなかったからこんなにも
凶暴化してしまったのだろうと悟りました。うちで飼うと決めたからには
この子の命は私達が握っています。必ず幸せにしてみせようと思いました。

こうした犬を勝手に捨てる人が増えるから不幸になる犬が沢山います。
犬が悪いんじゃありません。しつけをしっかりとせずに結果的に見放してしまった
バカな飼い主が悪いのです。犬は生まれもって飼い主に従う知恵を持っています。

それを活かせない、活かすつもりがない人間は犬を飼う資格はないでしょう。